Hawaii <2回目> (2) 【Kona】

Hawaiiに来て1週間が経ったところで、今度はBig Island(ハワイ島)へ飛行機で行き、Konaというcoffeeで有名な町に4泊滞在した。
いろいろあったけど、メインはKona coffee farm(コナ珈琲農園)とKilauea Volcano(キラウエア火山)である。


Big Islandに到着!(タラップで降りたのは初めてかも・・・)


【Kona coffee farm】
Big Islandの滞在地をKonaに選んだ理由の一つは、「Kona coffee」で有名な町だからだ。
コーヒー通の間では非常に評価の高いKona coffeeの美味しさは、前回お土産に買った豆で証明されていた。
希少価値が高く、日本で100%Kona coffeeを買おうと思うとネットでないとなかなか良いものは手に入らないだろうし、値段もかなり割高だ。
そんな貴重で美味しいコーヒーを育てている農園にはぜひとも行ってみたい!しかし、Big Islandには公共の交通機関がほとんど存在しないため、バスは走っていない。レンタカーを借りていなかったため、タクシーで行くしかないのだが、お金がかかる・・・。ということで、昔趣味だった(今でも?)自転車に頼って行ってみることにした。

Konaについた翌日、ホテルの近くでマウンテンバイクを借り、無謀にもKona Coffee BeltというKona coffee farmが軒を連ねている道(Kona Coffee Beltと言う)を目指した。
後から分かったことだが、coffee farmが広がる地点の標高は海抜500メートル超え・・・
海岸線近くのホテルから出発しているので、ほぼ0メートルからスタートして急勾配の上り坂が延々と続く。これは鍛えられたスポーツ選手でもキツイ。自転車を押して登山しているような感覚だ。
当然周りには自転車でその坂を登ろうという人は一人もおらず、いつ辿り着くとも分からない不安と容赦なく真上から照りつける太陽の暑さとに疲労困憊しながらもゆっくりと登っていった。
途中、こんな自分の趣味に奥さんを付き合わせて良いものだろうか・・・?と思いながらも、すでに後戻りできないところまで来てしまっていたのだ。
目的地にだいぶ近づいたところで、僕らを見かけた親切な男の人が、驚いた顔で「お前らどこまで行くつもりなんだ!!?」と声をかけてくれて、事情を話すと親切にも車に自転車ごと乗せて近くのcoffee farmまで運んでくれた!
僕らがそうやってたまたま流れ着いたところが、「Hula Daddy」という名前の小さな農園である。
そこでコーヒー栽培〜焙煎までの説明を聞いたり(全て英語・・・汗)、Kona coffeeを試飲したりとしばし楽しんだ。


Hula Daddy Kona Coffee Farm


「コーヒーチェリー」と呼ばれる赤い実(左上)から、皮をむいて乾燥させた後、焙煎する。焙煎機内の温度によって色が少しずつ変わっているのがわかる。


coffee tree


コーヒーの実(パチンコ玉くらいの大きさ)


久しぶりにチャリダー復活!w


沢尻エリカが結婚式を挙げたドトールの農園「Mauka Meadows」。しかし到着時すでに閉園・・・ガーン・・・写真だけ撮って通過。


自転車は坂を苦労して登った後、ジェットコースターのようにスピードに乗って下っていくのが最大の楽しみだ。
帰りはほとんどペダルを漕がず、周りの景色を楽しみながら帰ってこれた。


【Kilauea Volcano】
さて、次の日はキラウエア火山と星を見るツアーである。
さすがに火山を自力で見に行くというわけには行かず、HIS経由で日本人がやっているツアーに少々高かったけど申し込んでおいた。
長丁場のツアー(朝11時スタート⇒途中交通事故によるルート変更もあり、夜12時着)だったが、少人数(6人)でガイドさんの説明も丁寧だったので、内容は大満足。本当に貴重な体験ができた。
満点の星空は写真には映らないので、火山の写真などを・・・

ここがキラウエア火口(Kilauea Caldera)の全域を見渡せるポイント。火山の煙で遠くが見えづらい。

Lava Tube(溶岩が流れてできた洞窟)


「ENTER AT OWN RISK」というところがアメリカらしい

プウ・オオ噴火口から流れ出た溶岩(lava)が海に流れ落ちるポイントを遠目から眺める。真っ赤な溶岩と押し寄せる波によって激しい爆発が繰り返されており、双眼鏡で見ていると時折溶岩が飛び散るのが見えた。感動。

写真には撮れなかったが、以上の他にも途中車から見た風景には、舗装された道路の上に溶岩が生々しく乗り上げて、さらにその上に簡易舗装がしてあるところや、一度溶岩により家が潰れてしまった自分の土地で、さらにその溶岩の上に建てた家など、火山と共に生きている人々の生活も垣間見えた。
なんと言っても地球が生きていることを実感させられる体験であり、Big Island(ハワイ島)に行くなら必ず一度はvolcanoに行ってみるべきだ。


【Kona Seaside Hotel
最後に、4泊したKona Seaside Hotelについて。
Big Islandにはユースホステルのようなものが見つからなかったので、Konaにあったかなりエコノミーなホテルを探してネットで予約した。
値段(一部屋一泊約90ドル)のわりに標準的な設備がきちんと揃っているなかなか良いホテルだった。見たところ日本人観光客はゼロ。アメリカ本土からの旅行客が多いのかなという気がした。
バルコニーは隣が丸見えだし、エアコンもかなり旧式のものだったが、どちらもあるだけいい。ホテル内に2箇所プールも付いており、Waikikiのユースホステルに比べたらかなりのグレードアップだ。

こんな部屋

アロハ〜♪


Big Islandでの4泊5日はあっという間に過ぎ、またOahu Islandにとんぼ返りだ。