僕とDUGとNewDUG

新宿東口の靖国通り沿いにひっそりとたたずんでいたDUGは今はもうない。
2006年の年末をもって閉店してしまったのだ。
 http://www.dug.co.jp/olddug061230.html
その代わり、アドホックを挟んですぐ隣のNewDUGは、今も健在だ。

このDUGとNewDUGは、僕にとって特別思い入れの深いジャズバーである。
何より、早稲田に住んでいた時代が長かったので、近くの繁華街と言ったら、当然新宿。何があっても何はなくとも、いつも足を運ぶのは新宿だった。
そして、由緒正しき(と勝手に思っている)正統派ジャズバーの中心にいるのが、中平穂積先生の経営する今はなき「DIG」であり、DUG、NewDUGである。
僕がジャズに傾倒するようになって、最初に見つけて最初に入ったのが、やはりDUGだった。今は別なバーとしてかつての面影を残してはいるが、内装がほとんど変わらないのに、ただあの不思議なエネルギーだけが影をひそめてしまったようになっている。(「DUGが余りに大きな存在感があった」という、逆説的な表現ですので、、新しいBarのオーナーさん、スミマセン。。)

先日、相方を連れて久しぶりにNewDUGへ立ち寄った。もちろん、Blogへ掲載したいと思っていたからだけれども、「しばらく行ってないな・・・」という反省の意味もあった。
最初から少し嫌な予感はしていたのだが、、そう、ここNewDUGは、とっても大好きなCafe&Barなのだが、相性が悪いというか、問題が起こりやすいみたいだ。経緯は省略するとして、相方とケンカをしてしまった。。もちろん「些細なこと」がきっかけだ。

昔僕はこの店に迷惑をかけたことがあった。それ以来行かなくなってしまった時期もある。
簡単に言えば、もう当然付き合えると思っていた女性にふられてしまい、ヤケ酒を飲んだ上、サイフには小銭しかなくてクレジットカードも止められており、飲食代の支払いができなかったのだ・・・。(今考えると大変お恥ずかしい)
閉店時に店員さんが「お会計は後日でよいですから」と、声を掛けてくださったので、結局その日は「つけ」にしてもらった。
もちろん、後日お土産を持って謝りに行った。それでも、なんとなく気まずいような気がしてそれから1、2年くらいご無沙汰してしまった。

ちなみに一度ふられてしまった彼女とはその後付き合うことができたし(もちろんとっくの昔に別れましたが・・)、先日の相方とのケンカもその日の夜に仲直りした。
NewDUGは僕に試練を与えてくれているのか?と、妙な錯覚を覚えてしまう。

さて、管理人の昔話はこれくらいにして、、唯一健在のNewDUGについて、まともな説明もしなければ。



http://www.geocities.jp/cafe_osaka/dug03.htmlより)
【NewDUG】
難易度:★★★☆
値段(安さ):★★
明るさ:★☆
美味しさ:★★★★

(※★は1、☆は0.5です。例:「★★☆」は2.5ポイント)
(※「難易度」とは、そのお店が初めてな人にとっての「入り難さ」や、場所の「わかりにくさ」を表します)

『新宿の老舗ジャズバー&喫茶。平日の夕方は特別価格にて飲み物を提供。
東京都新宿区新宿3-15-12(アドホック隣)。新宿駅東口下車、靖国通り沿い。
TEL:03-3341-9339。年中無休。
平日:12:00〜18:30(コーヒータイム)
   18:30〜02:00(バータイム)
日曜・祝日:12:00〜18:30(コーヒータイム)
18:30〜23:30(バータイム)      』(カッコ内ジャズナビより)


店内は余り広くはないが、席数は20〜30くらいはある。
お店の場所は比較的わかりやすい(Cafe Jrの下)のだが、とても薄暗いし、表通りから急激に地下へもぐるので、たぶん最初はけっこう入りづらいと思う。僕はまだ駆け出しのジャズ狂だった頃、「入ってみたい!」と思いつつも、結局入り口のライブ情報だけ手にして、その場を逃げ去ったことが続いたものだ。最初に入ったのは、4、5回くらい覗いてみた後で、意を決してサイフにたくさんお金を入れて入店したのだ。
もちろんそんなに怖がることはない。店員さんも、正統派の「由緒正さ」を漂わせてはいるが、決して恐いという程ではない。わからないことも聞けばちゃんと教えてくれる。
もしBarTimeに入るのが難しそうであれば、昼間のCafeTimeに入店するといい。女性の店員さんもいた。(今はどうなんだろう?)
ちなみにTableChargeは500円。
かつてのDUGでは定期的にLiveをやっていたが、ここNewDUGではLiveはない。たぶんお店の広さ的に少々無理があるのだろう。
少し残念だけど、美味い珈琲やアルコールと共に、ムーディな蝋燭の火を横目に見ながら、高音質のスピーカーから流れ出てくるモダンジャズに心を委ねてみてはどうだろう。



※DUGについては、もう少し書かなきゃいけないことがあるので、、、後日掲載予定!

新宿DIG DUG物語―中平穂積読本

新宿DIG DUG物語―中平穂積読本

JazzBarを知りたいと思ったら、まずこの一冊から!!必読です。