いーぐる

※ブログ読者の皆様、本日よりブログ再開いたしますm(_ _)m

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四谷の駅近くに「いーぐる」という老舗ジャズバーがある。

今年の9月に僕の実弟を連れてジャズバーでも行くか、と思って新宿の店をいくつか回ったがなかなか決まらず、バイクで四谷まで走って初めてここ「いーぐる」に入店した。
ジャズバーの中ではかなり有名な方のお店で、なんせマスター(店長)は後藤雅洋先生というジャズ界の著名人である。
後藤先生はジャズに関するオールジャンルの本をたくさん出版されており、いわゆる入門書の類も多いのでオススメである。
例えば、出版が最近のものを一冊紹介すると・・・

JAZZ“名曲”入門!―100名曲を聴く名盤340枚

JAZZ“名曲”入門!―100名曲を聴く名盤340枚


また、僕が今一番読みたいと思っているのはコレ!↓

ジャズ喫茶のオヤジはなぜ威張っているのか

ジャズ喫茶のオヤジはなぜ威張っているのか

説明文:『いまは自分の好みの音楽を聴くのが当たり前になっているが、ジャズ喫茶では他人の選んだアルバムを否応なく聴かせられる。これが大切だ。普段絶対に聴かないようなミュージシャンの演奏が、意外におもしろかったりするのだから。もちろんダメなことだってあるが、否定的体験を含め、「違うものに出会う場」としてのジャズ喫茶の意義は見直されるべきだろう。情報を捨てよ、ジャズ喫茶に行こう…そこには本物がある。「東京一元気なジャズ喫茶」(読売新聞より)の店主が語るジャズ、そしてジャズ喫茶のすべて。』


さて、入り口はやはり表通りから地下へと続く階段である。


いーぐるの店内の様子は、意外にも「ちょっとシックなレストランバー」風な造りで、薄暗くて古風ないわゆる「ジャズバー」という感じではなかった。また女性の店員さんがウェイトレスをしていたので、誰でも入店しやすい感じの雰囲気だ。
店内の様子1
店内の様子2


壁に埋め込まれたように設置されている巨大なスピーカー(写真1の左右奥)は「JBL 4344 Mark2」というもの。マスターの意向で、どの時代やレーベルのジャズにも偏りがなくいい音で聞けるスピーカー(もちろんアンプなども)を採用しているとのことだ。

また、壁に飾ってある写真の額が、チェーンで吊るしてあるところもシックでカッコいい。

僕はその日バイクだったのでジンジャーエールを頼み、実弟の飲んでいたカクテルを味見しただけで、あとは何かおつまみ(生ハムだったかな?)を食べながらゆっくり店内の雰囲気に浸りつつ、質の高いジャズをただひたすら聴いていた。
ジャズ界著名人のお店だけに、入る前はどんなところだろうかといろいろ想像していたが、気軽に誰とでも飲みや食事に行ける感じのお店に仕上がっていながら、かつジャズバー/ジャズ喫茶としての精神を少しも損なっていない・・・。「さすが」という印象だ。



いーぐる
難易度★★
明るさ★★★☆
安さ★★★
美味しさ★★★
(※「難易度」とは、そのお店が初めてな人にとっての「入り難さ」や、場所の「わかりにくさ」を表します)

住所:東京都新宿四谷1-8 (四ツ谷駅から歩いて1分、20号沿い)
TEL:03-3357-9857
営業時間:
平日 午前11時50分より午後11時50分まで
土曜 午後2時より午後11時50分まで
なお土曜日は、『朝日カルチャーセンター』の講座のあるときは3時30分よりの営業
日曜祭日は休業
いーぐるHPより)